書くことからはじめてみよう。

言葉にすることで、何かが変わるかもしれない。

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

パンをたべるひと

その女ひと は、 目の前にパンがあって、 パンがたべたいと思っていたら、 パンをとってたべる。 「たべないの?」 僕が、たべない、と言う。 「たべたいのにたべないの?」 彼女が住む彼女ほしでは、 枝から離れたリンゴは落ちる。 僕が住む僕ほしでは、 離…

かたち ―レッスン感想

かたち、について色々考えている。 かたちってなんだろう? レッスンでからだをほぐすと、他人に対して自分がいる、という感じが日常のそれとは変わっていって、とても自然な形で、力を抜いて人の前に座ることができるようになる。感想を言うときも、誰に言…

「からだとことばのレッスン4/23」感想

この日はからだほぐしをメインでしました。 荒っぽい感想ですが良ければお読みください。 ___________________ 一か月ぶりのレッスンで、誰かにからだを触れられるのもほとんどその時以来だった。4月に入ってからは自分一人で、「上体の…

『ことばが劈かれるとき』を読みなおす 1.「はじめに」

ちくま文庫の『ことばが劈かれるとき』は、「チヨコちゃん」という一人の少女の物語から始まる。 このエピソードには、僕がこの本にのめり込んだすべての理由が詰まっている。改めて読み返してみてそう感じた。初めて読んだときにはただただ熱中していたため…