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書くことからはじめてみよう。

言葉にすることで、何かが変わるかもしれない。

パンをたべるひと

そのひと は、

目の前にパンがあって、

 パンがたべたいと思っていたら、

パンをとってたべる。

「たべないの?」

僕が、たべない、と言う。

「たべたいのにたべないの?」

 

彼女が住む彼女ほしでは、

枝から離れたリンゴは落ちる。

僕が住むほしでは、

離れたリンゴは落っこちる。

旅するように落っこちる。

「落ちるのね?」

僕は、落ちない、と言う。

「落ちるのよね??」

僕は、落っこちるんだ、と言う。

 

枝から離れたリンゴは、

 虫と別れ、風と出会い、

果ては荷馬車の屋根に乗っかって

どこか遠い土地まで旅をするのかもしれない。

僕にとってリンゴは旅人。

彼女にとっては落ちるもの。

 

まだ僕はパンをたべないで、

一人の旅を楽しむよ。

彼女はとっくにたべきって、

明日の予定に忙しい。

 

パンはみんなに公平だけど、

君と僕とは別のほし

同じ言葉の宇宙船でも

飛んでる時空はべつのとこ。

たべたくなったらたべるといいよ。

たべれるときに、たべるから。